梅田望夫 ウェブ進化論
- 2006年 4月 25日
- カテゴリー : 生活
- 投稿者 : dominion.jp
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なんかGoogleのこと褒めちぎっており、麻倉怜士あたりの愚にも付かないソニーの太鼓持ち本のような印象を受けなくもないが、中身は現状のネットの進化を適切に言い表していると感じた。
ビル・ゲイツ曰く、
ゲイツ会長は「ネットで利用できるサービス―Webサービス―はすごいスピードで進化している」と認めながらも、「Webサービスはソフトウェアだ。ハードでもコンテンツでもない」と強調。「われわれの『MSN Virtual Earth』などWebサービスの後ろでは、複雑なソフトが動いている。ソフトはMicrosoftの最も重要なカギだ」とした。ゲイツ会長「Web2.0はあまりにあいまい」 – IT media
とのこと。これはこれで知見である。
一方、本書で梅田望夫は、情報処理の中心を回線の「こちら側」から「あちら側」へ持って行ったこと、そしてユーザーの活動を価値の源泉に取り入れること、がWeb2.0だという。つまり、Web2.0というコンセプトは「ソフトが重要かそうでないか」が問題なのではなく、ブロードバンドの普及によって情報処理のアーキテクチャが変わったということがキモなのだ。それはGoogleにしても、WinnyやShare等のp2pにしても同じだ。
著作権を巡る最近の企業や政府の動きにしても、放送と通信の融合にしても、アーキテクチャの変化が早すぎて、役所も企業も、法も権利も経済もなかなか追い着けていないように感じる。事象だけが先行している。その先行する事象の解説書が本書である。
日本語で読めるWeb1.0時代の代表的ガイドブックがシャピロ&バリアンの「ネットワーク経済の法則」だったとしたら、本書はWeb2.0時代のそれだ。
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