タイトルで興味持って借りてきた。

同志社に留学中のスイス人の男が、盲目の日本人ヒロインと京都で過ごす1989年から1990年までの一年間を描いた映画。ストーリーは原作がすばる文学賞ということで、すばるっぽい。というか題材からすばるっぽい。ヒロインの鈴木保奈美はこの作品で引退したという。引退作品だからなのか、ヌードシーンが多い。

さて、見知った街並みが続々と出てくるので嬉々としていたら、それを覚めた目で見ていた連れから「そんなに京都に帰りたいのw?」と突っ込まれた。そりゃ、いわゆる「一見さん」のような、典型的な学生生活を過ごしてたわけだけれども、ここ川崎のうらぶれた街並みや人だらけの東京都心と比べたら、京都の方がだんぜん良いに決まっている。

なお、本作は京都市の映画製作助成事業「京都シネメセナ」の第一回の対象作品だというが、映画そのものも助成事業も知らなかった。さらに、このシネメセナとやらは、既に「財政非常事態宣言」に伴う緊急対策により、第三回を迎えずして事業が休止状態のようである。映画の街としての京都の復活には、市の財政逼迫という困難も横たわっている。。

映画に出てきた銭湯「葵湯」をぐぐってみたら、奇しくも明日9月19日に閉店するそうだ。時代は流れるのお。