絵は完全に女性誌系だし、連載を1ページも読んだこと無かったので、買うのに多少躊躇したものの、これは買って大正解。

架空の学生アンジェロ・ダ・カノッサの体験を通して描かれるチェーザレ・ボルジアの人物像ほか、ルネサンス当時の風俗や政治情勢が細やかなタッチで描く歴史ドラマ。今回の2冊ではチェーザレが16歳で、ピサのサピエンツァ大学の学生だった頃が舞台。

この作品のチェーザレは、塩野七生 チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷とは違う人物像。「優雅なる冷酷」でのチェーザレは完全にダークヒーローだったが、本作では、今のところ、花も実もある青春系ヒーロー。このチェーザレが成長するにつれてどう変わっていくのか、あるいは変わらないままだとしたら、どう描かれるのかたいへん楽しみ。

イタリアには、この3月、美術館・博物館・遺跡を巡りたくて卒業旅行に行ってきた。ピサにも寄ったので、大聖堂などが出てくるとウホッとなる。ただ、あそこで食べたパニーニの固さと不味さは天下一品だった。