2007年 1月 の記事

ソフトカバーの本について

ソフトカバーの本は手のひらへの収まりが悪い。この原因は表紙の厚紙と中身との接着方法にある。

殆どのソフトカバーの本において表紙の厚紙と中身の接着方法は、表紙の先端部分裏表2箇所と背表紙1箇所の計3箇所を縦に糊付けになっている。

ソフトカバーの本を読むときは、ハードカバーと違って表紙も中身も曲げて持つことになるんだけど、そういうときに上のような装丁だと、表紙の厚紙と中身のアールには差が生じる。この結果、表紙の厚紙と中身の間の接着されていない面には数mm~数cmほどの微妙なふくらみが出来ることになる。で、このふくらみがフヨフヨするから、手のひらへの収まりが悪くなるのである。ソフトカバーって、なんでこんな装丁になっているのだろう。糊ケチっているのだろうか?

だからソフトカバーの本を買って読む前にやることは、表紙の厚紙と中身の間に定規を突っ込んで、糊付け部分をいったん剥がし、厚紙と中身を完全に接着することである。この際に液状糊を使うと中身の薄い紙はヨレヨレになってしまうので、糊は半練りのプリット等に限る。この手順により、手のひらへの収まりが悪いソフトカバーが、文庫や新書やマンガのようにしっくりとくるようになる。

もう古本屋に本を売らないと決めたから出来る所行。

また、ソフトカバーの中でも岩波のモダン・エコノミックスシリーズの装丁は独特で、表紙の厚紙と中身どころかカバーまでが一体化しており、ユニークで持ちやすくて良い。

二つ折り財布について

二つ折り財布について常々不満に思っていることがある。それはカードポケット部分の向きである。あの向きは、なんで外向きに作ってあるのがほとんどなのだろうか。

外向きに作ってあると、財布を閉じていても何かの拍子にカードが落ちてしまう可能性があるではないか。

たとえば自分の財布を掴んで腕をぐるぐる回したりすると、遠心力でカードが吹っ飛んでしまうだろうが、カード入れが内向きに作ってあれば、振り回してもカードは落ちない。

財布を買い換えたいのに、対象をカードが内向きの財布に絞ると選択肢が少なくて大いに不満。

本日の文化関係のニュースから

  • 政府は絶版になった出版物をインターネットで閲覧できるようにするため著作権法を改正する方針を固めた。国立国会図書館などの公的機関が専門書を非営利目的で公開する事例などを想定している。著作権者に一定の補償金を支払えば許諾がなくても文書をネットに保存・公開できる仕組みを検討する。入手困難な出版物を利用しやすくし、研究活動の促進などにつなげる狙いだ。
    絶版書籍、ネット閲覧可能に・政府が著作権法改正へ – 日経

    最も古典的な出版物の著作権が、許諾権から請求権に変わりそうである。基本的には「絶版にしている=売っても著作物からの収益が見込めない」ってことなんだろうから、収益面で影響がありうる分野と比べれば権利者の反対だってそう強くないだろうと思う。「国立国会図書館などの公的機関が専門書を非営利目的で公開する事例」以外にも、これを趣味や商売に拡大できるなら便利な世の中になりそうだ。

  • 若者を中心に世界中で人気が高いマンガやアニメ、音楽、ファッションなど日本が誇る「ポップカルチャー」を活用した文化外交に外務省が本腰を入れ始めている。マンガ通で知られ、昨年の自民党総裁選で「オタク」の圧倒的人気を集めた麻生外相の発案だ。外交官たちはこうした世界と縁遠かっただけに、マンガ本片手に「意識改革」に懸命だ。
    (中略)
    しかし、「子どもの頃からマンガもドラマもあまり見たことがない」という人が目立つ省内ではポップカルチャーに疎い人がほとんど。感性や情報量の「官民格差」は深刻だ。ある幹部は「民間と土台が違いすぎる」と、売れ筋のマンガ本を片っ端から読み始めることから始めている。
    目指せマンガ外交 – 1月5日朝日新聞夕刊3面(ネットに記事無し)

    幹部はともかく、普通にマンガとかドラマとか見てる役人は結構多いだろう。同業同輩諸先輩方のブログを見ていてもマンガとかアニメのエントリが多い。「官民格差」じゃなくて年齢の問題ではないかと。

    ちなみに多くの人がごく自然に読んでいるマンガ、「山田奨治編著 模倣と創造のダイナミズム」によると、読んだことのない人にとっては、コマ割順や特有の記号の意味とかが分からなくて理解できないらしい。

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