• 政府は絶版になった出版物をインターネットで閲覧できるようにするため著作権法を改正する方針を固めた。国立国会図書館などの公的機関が専門書を非営利目的で公開する事例などを想定している。著作権者に一定の補償金を支払えば許諾がなくても文書をネットに保存・公開できる仕組みを検討する。入手困難な出版物を利用しやすくし、研究活動の促進などにつなげる狙いだ。
    絶版書籍、ネット閲覧可能に・政府が著作権法改正へ – 日経

    最も古典的な出版物の著作権が、許諾権から請求権に変わりそうである。基本的には「絶版にしている=売っても著作物からの収益が見込めない」ってことなんだろうから、収益面で影響がありうる分野と比べれば権利者の反対だってそう強くないだろうと思う。「国立国会図書館などの公的機関が専門書を非営利目的で公開する事例」以外にも、これを趣味や商売に拡大できるなら便利な世の中になりそうだ。

  • 若者を中心に世界中で人気が高いマンガやアニメ、音楽、ファッションなど日本が誇る「ポップカルチャー」を活用した文化外交に外務省が本腰を入れ始めている。マンガ通で知られ、昨年の自民党総裁選で「オタク」の圧倒的人気を集めた麻生外相の発案だ。外交官たちはこうした世界と縁遠かっただけに、マンガ本片手に「意識改革」に懸命だ。
    (中略)
    しかし、「子どもの頃からマンガもドラマもあまり見たことがない」という人が目立つ省内ではポップカルチャーに疎い人がほとんど。感性や情報量の「官民格差」は深刻だ。ある幹部は「民間と土台が違いすぎる」と、売れ筋のマンガ本を片っ端から読み始めることから始めている。
    目指せマンガ外交 – 1月5日朝日新聞夕刊3面(ネットに記事無し)

    幹部はともかく、普通にマンガとかドラマとか見てる役人は結構多いだろう。同業同輩諸先輩方のブログを見ていてもマンガとかアニメのエントリが多い。「官民格差」じゃなくて年齢の問題ではないかと。

    ちなみに多くの人がごく自然に読んでいるマンガ、「山田奨治編著 模倣と創造のダイナミズム」によると、読んだことのない人にとっては、コマ割順や特有の記号の意味とかが分からなくて理解できないらしい。