政治任用について
国家公務員キャリア制度を廃止・行革相表明
>政治任用の拡大
政治任用について報道を目にすると、まだ就職する前に聞いた、政治任用に対する政治経済学チックな議論を思い出す。
曰く、
「政治家は選挙というプロセスがあるために、結構な程度、現在世代の「世論」を反映した政策運営をしなくてはいけない。その意味で政治家は現在世代に対する責任を負うことになるし、現在世代に選出された以上はそうあるべきだ。一方、官庁には選挙というプロセスが無いから、現在世代の「世論」からは一定程度距離を置き、将来世代のことを考えた政策運営がしやすい。ある政策が現在世代と将来世代に対して影響を及ぼすようなとき、現在世代の利益を代弁し、政策の帰結について現在世代に対する責任を負うのは政治家である。政策決定に対して発言権を持たない将来世代の利益を代弁し、政策の帰結について将来世代に対し責任を負うのは、現在世代からある程度フリーハンドである官庁の役目であるべき。だから政治任用は~」と。
この政治と行政の役割をわける議論には、理想というか仕事をする上の矜持としてはある種の共感を覚える反面、他方では傲慢だとも感じるし、現状を鑑みればやはり無理があるハナシだろうと思う。とはいえ、こういうトピックを「行革」の名の下にイジるのにはだいぶ抵抗感を感じる・・・のは、強烈な天動説によった「発展途上国型」官僚の末席の自己保身で、そういうことを感じる意識こそ改革する必要がある抵抗勢力だからなんでしょうかね?
