要するに病気になる人間は「努力が足りない、怠慢だ」という文脈で話をしていることになる。
 (略)
追記:麻生発言の問題は、ご本人が「相互扶助」という社会保障の根幹をあっさり否定した点にある。

ニュースの一読目は「民間の医療保険でもやってるようなモラルハザード回避の手段に何で批判?」と思ったけど、そーいうことか。事後の結果で区別するのは不公平だと。確かに、人は不摂生とは関係なく病気になるわけで、事後の結果で判断すると皆保険の理念と不整合になる。

でもここは「予防をするとごそっと減る」ということを言ってるわけだから、ポイントはむしろ「努力して健康を保った人」の間逆の「たらたらと不摂生をして病気になる人」を減らすということなのではないのかいね。ただ、その主旨を表すのに「事後に健康な人に何かを」と例示したから、 「相互扶助」の否定のようになってしまった、と。

てか、予防を重視ということなら折角の皆保険のメリットを生かして、事前にインセンティブを与えれば、例えば酒・煙草等の健康へのリスク要因に応分の保険料を負担させるとかしたらよいのでは?…て、モラルハザードって言葉を知ったその日から思ってるんだけど、これではダメなんですかね。これなら不公平はない。