JASRACに排除命令が出たという例のニュース。
加藤理事長は「テレビ・ラジオ局との包括契約は世界標準と言っていい。現段階でベストの方法。特に新規参入を排除しているとの公取委の判断は誤り。事実関係を徹底的に争う」と語気を強め、「審判で解決しなければ、その後のことも考えている」と訴訟も辞さない構えをみせた。
包括契約のせいで新規参入者が参入できませんでした、というのが直接の契機なんだろうけど、JASRACの言うように、使い放題の包括契約が使う側にとってもメリットがあること自体は理解できる。ただ、圧倒的に優位な初期状態でそれをやれば競争排除につながるという結果と、公取の指摘内容は誤りではないと思われ。
てか問題の本質はほぼ100%独占だから競争が起きません、というところにあるのだから、もし加藤理事長おっしゃるところの「ベスト」な包括契約の形態を維持したまま、独占状態を解決しようとするなら、JASRACの垂直分離して、管理楽曲を分割JASRACに適当に初期配分し、互いに競争するとかかしら?などと力技を妄想した。
文化庁幹部は「問題を指摘しながら『後はお前らで考えろ』という内容」と困惑気味に話した。
とは言え、特定の契約形態を「命令」として決め打ちで出すのはアレな感じもするので、問題点の指摘に留めて「コレはダメ。是正する方法を考えてくださーい。」てのは、自然なやり方にも思える。
この指摘で、果たして利用者の支払う使用料+事務コストは減るのか増えるのか、権利者間の配分は変わるのか変わらないのか等、興味深いもの。